呉昇桓を守れ!専属広報で徹底ガード
宝を守れ‐。阪神が来季の守護神候補として獲得した呉昇桓(オ・スンファン)投手(31)に関して、専属広報を配置する方向で検討を進めていることが1日、分かった。野球に集中できる環境を整えるため、徹底ガードを敷く。
専属通訳に関しては、すでに呉昇桓サイドが選定を進めており、球団側は当初、通訳兼広報の一人二役を任せる方針だった。だが、韓国報道陣の猛烈な取材攻勢も予想されることもあり、別枠で広報を配置する案が急浮上した。
「通訳に広報との兼務をお願いする予定でしたが、相当数の取材要請が予想されるので。来日からキャンプまでの様子を見ながら、人選を含めて、それ以後の対応を検討していくことになると思います」と球団関係者は話した。
キャンプ中は、呉昇桓担当として、獲得にも尽力した山本スカウトが広報担当を務める予定で、身の回りのケアなどを含めたサポート役にも回る。
4日に韓国・ソウル市内で契約調印式が執り行われる。取材依頼はタイガースブランドを国外に広めるチャンスになる。だが、取材が過熱の一途をたどれば、逆に呉昇桓に心的負担を強いることにもつながるだけに、人員を割いて、快速右腕を守る。