来秋ドラフトへ済美・安楽を密着マーク
甲子園のスター獲得に全力を注ぐ!阪神が来秋のドラフトへ向けて、済美・安楽智大投手(17)を年明け1月4日の同校始動日から密着マークする方針であることが5日、分かった。藤浪晋太郎投手(19)に続き、聖地をわかせた大器の獲得で、将来の盤石な投手陣形成を目指す考えだ。
未来の投手王国をつくるべく動きだした。虎が次に狙うのは、今年のセンバツ大会で2年生ながら規格外の投球を披露した、最速157キロを誇る大型右腕・安楽智大だ。
今秋のドラフトでは、現場サイドの要望を優先し、即戦力投手を中心に指名。ドラフト1位で横浜商大・岩貞を獲得した。だが来秋ドラフトでは、昨年の藤浪に続き、甲子園のスター選手の獲得を狙う方針としている。
安楽は今春センバツでチームの準優勝に貢献。5試合で合計772球を投げ、その鉄腕ぶりでも周囲の度肝を抜いた。また今夏の愛媛大会準決勝では自己最速の157キロをマーク。春夏連続の甲子園出場を果たした。
他球団では打者としての評価も高い安楽だが、球団関係者は「投手として評価している。打撃も申し分ないが、二刀流はない」と断言するなど、本人の希望にも沿う形で、投手としての獲得を狙う。
9月には秋季愛媛県大会に1回戦敗退後、右腕の尺骨神経まひで全治1カ月と診断されたが、高評価は変わらない。来年の夏に再び甲子園で旋風を巻き起こしての阪神入りとなれば、話題性だけでなく、藤浪とともに将来の猛虎投手陣を支える柱となり得る存在だ。
阪神は、今年中に各スカウトが来年ドラフトの指名候補者リストを提出。年明け早々にもスカウト会議が開かれる。まずは1月4日の同校始動日からスカウトを送り、安楽を密着マーク予定。“恋人”獲得への準備を、着々と進めていく。
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