遼馬、一発病克服へ 今オフに直球改良
阪神の松田遼馬投手(19)が6日、鳴尾浜で行われた強化練習に参加し、直球の質を改善するためキャッチボール段階から意識していく考えを明かした。
今までとはボールを投げる姿が明らかに違った。真上から、しっかりとボールをたたくように相手の藤浪へ投げ込んだ。「福原さんから『キャッチボールからきれいな回転を意識すればシュート回転しない』と言われて、それをやってます」と明かす。
一般的にシュート回転のボールは力がなく、長打を食らいやすい。今季は27試合、29回2/3で被本塁打6と他のリリーフ投手と比較しても被弾が多かった。
逆に回転の良い直球を武器にする福原は50試合の登板で被本塁打はわずかに2本。習得できれば、松田独特のスピンの効いたストレートが威力を増す。
年内は鳴尾浜で強化練習に参加し、年末年始も休まず故郷の長崎県島原市で追い込む予定。一発病克服へ、オフの課題は明確だ。