若虎よ飲み過ぎアウト!新人研修会
阪神の新人研修会が18日、西宮市内のホテルで行われ、藤浪ら6選手が参加した。阪神の新人研修会では初めてとなる、飲酒についての講座が開かれた。来季2年目を迎える北條史也内野手(19)は「お酒の怖さを知りました」と驚きを隠せない様子だった。
研修は4時間以上にも及んだ。プロ1年目を終えた若トラたち。中でも北條は、そのうち約30分間を占めた“お酒の話”に衝撃を受けた。アサヒビールの営業担当による「適正飲酒講座」。来年20歳になる北條には知っておいて損はない、ためになる講義だった。
まずは、お酒と上手に付き合っていくことの重要性だ。1日に飲む適正な飲酒量は、ビールなら中ジョッキ1杯だけという。これに北條は「(少なくて)びっくりしました」と目を丸くした。
もちろん、飲酒は未経験だが、自身が描いているイメージと違ったことに驚きを隠せなかった。さらに『一気飲みをすれば』『妊婦の人が飲めば』などの事象の説明を受け「いろんなことが分かった。お酒は怖いですね」と警戒心を強めた。
適度に飲む分には問題ないが、過度の摂取は悪影響が出る。体調管理に気を配り、普段から節制が大切なスポーツ選手にとっては、なおさら。だからこそ、正しい予備知識を持っておく必要がある。
また、古屋2軍チーフ兼打撃コーチの講座では「プロとは、感動を与えるもの」と説かれ、感銘を受けた。「来年は1日でも多く1軍でファンに感動を与えたい」と北條。2年目の来季はお酒に飲まれず、虎党を酔わせ、感動させる活躍を目指す。