ドラ3陽川、先輩吉見撃ち&宮迫と共演
阪神・ドラフト3位の陽川尚将内野手(22)=東農大=が5日、大阪府高槻市内の母校・金光大阪野球部グラウンドで自主トレを公開し、マシン打撃などで汗を流した。陽川は同校野球部の先輩で中日のエース・吉見撃ちを宣言。さらに、同校の先輩・お笑いコンビ「雨上がり決死隊」の宮迫博之との共演も夢見た。
着用したウエアのように陽川の心は真っ赤に燃えていた。懐かしの母校・金光大阪で始動。新しく背番号55を背負う虎のゴジラが、同校の先輩・吉見撃ちを堂々と宣言した。
「コントロールがいいという印象です。何とか打ちたいですね。(高校の監督から)黙々と練習して、野球に対する姿勢が素晴らしいと聞いてきました」
阪神の対吉見の通算成績は7勝8敗。チームの天敵を打ち崩し、自らの存在感をアピールするつもりだ。
もう一人、会いたい先輩がいる。お笑いコンビ「雨上がり決死隊」の宮迫博之だ。陽川自身も宮迫が出演する人気番組「アメトーーク!」のファン。「おもしろいですね。そういう機会があれば、お会いしたいと思います」と無邪気に笑った。
もちろんプロで戦う準備もぬかりはない。マシン打撃ではベースから、離れて立った。「実は長めのバットを使っているんです。どれぐらい離れて立つか試しています」。昨年12月上旬にバット工場を訪れ、大学時代より1センチ長い86センチのバットを手に取った。「プロでもホームランを打てるように」と進化を追い求めている。
その際、偶然居合わせた引退した桧山氏から、「厳しい世界だけど頑張れ」とエールを送られた。自慢のパンチ力を武器に、目標の開幕1軍を勝ち取る。