ドラ2横田は“二刀流”で一流打者へ
阪神のドラフト2位・横田慎太郎外野手(18)=鹿児島実=ら新人5選手が8日、西宮市内の鳴尾浜室内練習場で自主練習を行った。横田は、オリックス・糸井モデルのバットと、イチローと同型のバットを実戦と打撃練習で使い分けて、一流打者になることを誓った。
2人の天才のバットで、打棒を磨き抜く。横田は、実戦ではオリックス・糸井モデルの木製バットを使用することを明らかにした。
「今まで振ってきた(木製)バットの中で、一番自分に合うと思った。それを今後(プロで)使っていこうと思います」
間もなく手元に届くという相棒。長さは33・5インチ(約85センチ)、重さは890~900グラムと「少し重いぐらい」。芯の部分が広いのが特徴だ。
練習では「イチロー」と同型のバットを用いる。鹿児島実野球部を引退後、その木製バットで打撃練習を重ねてきた。この日、室内でのマシン打撃でも同バットを使用。芯の部分が狭く、ミート練習に最適という。「マシンの練習で使います」と“イチ流”バットで、正確なバットコントロールを身につけるつもりだ。
人生初体験の直球マシンに戸惑い、何球かは打ち損じる場面もあった横田だが、鋭い当たりを飛ばし非凡な才能を見せた。「1日目からアピールしていきます」ときっぱり。2種類のバットを携え、満を持して新人合同自主トレに臨む。