岩貞ローテ勝ち取れ!和田監督が期待
期待してるで‐。阪神・和田豊監督(51)が10日、大阪市内のホテルで開かれたミキハウスグループ新春祝賀会に特別ゲストとして招待され、ドラフト1位指名の岩貞祐太投手(22)=横浜商大=の開幕ローテ入りの可能性について言及し、激しいローテ争いを切望した。
めでたい席だからというリップサービスじゃない。ドラフト会議以前から、能見2世と高く評価し、獲得を望んでいた逸材。新人合同自主トレ初日を視察した前日、その思いは揺るぎないものになった。
「岩貞が能見に似た投手なので、ひょっとしたら開幕ローテに入るぐらいの力を持ってるんじゃないかと思います」。多数の出席者を前にした司会者との質疑応答。和田監督の口から、開幕ローテ候補という甘美な響きが漏れた。
スタンリッジとの再契約を見送り、久保はFAでDeNAに移籍した。能見、メッセンジャー、藤浪。先発ローテとして確実に指が折れるのは3人。若手の台頭なくして、9年ぶりのリーグ優勝など語れない。
「開幕ローテ争いに入るかもしれない、それぐらいの期待をしてくださいということ。5、6番手まで入って、競争できるだけの力を持っている。勝ち残っていく、勝負のキャンプにして欲しい」。虎将の言葉に熱がこもった。
3年契約の最終年。チャンピオンフラッグを奪い取るために欠かせない新人左腕の活躍。指揮官は畑を耕し、水をやり、力を発揮しやすい環境を整える。