岩貞発熱ダウン…宜野座スタート白紙も

 阪神のドラフト1位・岩貞祐太投手(22)=横浜商大=が16日、風邪による発熱で新人合同自主トレを欠席した。今後の回復次第では調整が遅れることもある。球団首脳は最悪の場合、決定的だった宜野座キャンプスタートが白紙となる可能性を示唆した。

 順調に調整を進めていた岩貞が、思わぬアクシデントに見舞われた。午前中、虎風荘の定期検温で37・2度の発熱が確認されると、西宮市内の病院へ直行した。

 杉本チーフトレーナーは「熱があって体調不良だったので、念のために病院へ行きました」。インフルエンザの検査は陰性で、風邪と診断された。

 しかし、予断は許さない。球団首脳は「次のクールは全体練習を外れるかもしれない。1クール、調整が遅れると、全部が遅れるから(宜野座キャンプスタートを)考えないとあかんことになるかもしれんな」と安芸スタートとなる可能性に言及した。

 鳴尾浜で行われている新人合同自主トレは17日が休日。岩貞は18日から始まる第3クールで初のブルペン入りを予定していた。

 しかし、回復が遅れて別メニュー調整となると、ブルペンでの投球は延期となる。さらに、状態が悪化して休養が長引くと、体をつくり直す必要がある。その場合、鳴尾浜は気温が低いため、調整が遅れることは必至だ。

 宜野座キャンプは通常メニューを消化することが前提。岩貞は一日でも早く風邪が完治しない限り、メンバーから外れる可能性が高まっていく。

 先発ローテ入りを期待されているドラ1左腕は、7日の入寮から予定通りに春季キャンプへ準備を進めていた。13日は休日返上して練習。14日には遠投を行い、「強めに投げられている」と手応えを口にしていた。

 この日、病院から鳴尾浜に戻った際はマスクを着用し、上下ともウインドブレーカーの完全防寒だった。「大丈夫です。特に変わった様子はなかったんですけど」とトーンは低いまま。背中を丸めて虎風荘へと戻る姿にショックが表れていた。

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