川藤OB会長大号令“トラ女子”増やせ
甲子園歴史館の第5回理事会・定例報告会が16日、大阪市内で開かれ、阪神・南信男球団社長(59)、川藤幸三OB会長(64)らが出席。同館の集客増を訴える川藤OB会長は女性ファン獲得を熱望した。
川藤OB会長は昨年の同理事会で「100万人くらい目指さんと」と大号令をかけたが、昨季の歴史館来場者は前年から横ばいの年間約8万5000人だったという。「8万を10万に増やすとか中途半端。20万、100万にせんと」と、今年もその威勢は衰えない。
同館は新たな集客の目玉としてドラフト会場と同様の指名パネルを設けるなどサービス拡充をはかるが、OB会長は3年連続300万人を割る阪神の観客動員そのものを憂慮。「やっぱり(ターゲットは)女性。男は女に引っ張られて付いていく時代。女性の関心を引くことを考えな」と主張した。さらに「カープ女子?ええやないか。(CSで)甲子園の左半分を真っ赤にしてな」と、広島の女性ファンをせん望し「トラ女子」ブームの到来を願った。