呉昇桓“霧吹きシュッシュ”トレ伝授
「阪神春季キャンプ」(2日、宜野座)
頼れる二人の先生が登場だ。阪神・能見篤史投手と呉昇桓(オ・スンファン)投手が、若手投手への「先生役」を買って出た。能見が投球フォームなどのアドバイスを送り、呉昇桓は山本と松田に「霧吹き」を使った腕のトレーニング法を伝授。若虎覚醒へ一肌脱いだ。
えっ?石直球を生み出す秘密はファブリーズ!?サブグラウンドでの強化ランニングを終えた呉昇桓が、松田、新人・山本に何事かを身ぶり手ぶりで教え始めた。腕を伸ばした状態で、手のひらの角度を変えながら指を閉じたり開いたり。一体何をしているのか…。
呉昇桓先生と若虎2人の話し合いは、約5分間。詳細について呉昇桓は「トレーニングとか、野球の話です。大したことは話してないですよ」と明かさなかったが、その内容は驚くべきものだった。
山本は「(消臭スプレーの)ファブリーズとかを、中身がなくなるぐらいまで吹き続けると、腕がパンパンになるらしいです。腕と、腕を固定すれば肩のトレーニングにもなる」と全容を明かした。
霧吹きの容器に水を入れ、噴射を繰り返す珍トレーニング。松田は「聞いたこともなかった。ビックリしました」とし、山本は「部屋にファブリーズがあるので、除菌がてらやってみます」と、早速実践を試みる考えだ。
呉昇桓自身、沖縄入り後に霧吹きを入手。石直球と呼ばれる剛球を生む要因の一つが、この霧吹きトレだ。「気になっていることは、聞いてもらえれば話をしますよ」と呉昇桓。次は何が飛び出すか。新守護神の“講義”から目が離せない。