ゴメス 20日紅白戦で実戦デビュー
「阪神春季キャンプ」(16日、宜野座)
阪神の新外国人、マウロ・ゴメス内野手(29)=ナショナルズ=が20日の紅白戦で実戦デビューすることが16日、分かった。チーム首脳が「次の紅白戦あたりになるだろう」と見通しを明かした。
遅れてきた4番候補が、いよいよベールを脱ぐ。次回の実戦は19日に楽天との練習試合が予定されているが、同首脳は「楽天(戦)はない」と明言。最終的にはゴメス本人と相談したうえで、第4クール3日目の20日に“タテジマデビュー”を果たすことになる。
この日はDeNA戦(宜野湾)に出場しなかった居残り組で練習に参加。オマリー打撃コーチ補佐の投球でフリー打撃を行い、79スイングで6本の柵越えを放った。ノックでは一塁の守備で2度、逆シングルで打球をはじくなど課題もあるが、攻守ともに実戦でしか計れないものもある。
実戦解禁日について本人が語ることはなかったが、練習後に取材に応じ「自分の能力でできるだけのことをやって、結果を出したい」と、まずは自然体で日本野球への対応を目指していく。第1子が体調不良のため来日が延期され、調整不足が懸念されたが、ここまでは順調。一塁の定位置を争う新井が15日の紅白戦で3安打2打点と活躍した。ゴメスも自らのデビュー戦が待ち遠しいはずだ。