阪神２軍が、安芸キャンプで行った早朝トレーニングを今後も継続することが２７日、分かった。虎風荘の若手野手を対象として、２８日から鳴尾浜で行われる。

　安芸キャンプは、朝６時３０分から全体練習開始までの３時間をトレーニングに割いた。掛布ＤＣ特製棒で素振りをした後、朝食を取りウエートトレーニング。効果は約１カ月間、けが人がほとんど出なかったことに表れた。

　さらに早朝から体を動かすことによって、以前より若手選手の食事量が増えたという。平田２軍監督は「いい傾向だった。せっかくやってきたことだし、継続していきたい」と話した。

　現段階では、ウエスタン・リーグ開幕の３月２１日まで実施する方向だ。教育リーグの試合当日にも取り組み、支障がなければ、シーズン中の導入も考えられる。

　平田２軍監督はほかにも投手用の早朝練習や、個別の夜間練習なども検討中。今季の２軍はあらゆる時間帯で、若手を育成していく。