良太3発目&猛打賞で三塁争いは超激化

 「オープン戦、神2‐6ロ」(7日、甲子園)

 これぞ良太の真骨頂!寒風吹きすさぶ聖地・甲子園を、そして声援を送る虎党を一瞬にして熱くする。そんな豪快な弾道が、左翼席へ。オープン戦チーム1号アーチとなった。

 5点を追う八回2死。「とにかく積極的に振っていこうと思った」。こうなったときの新井良は手がつけられない。カウント0‐1から内寄りに入ってきたロッテ・大谷の121キロのスライダーを一閃(いっせん)だ。

 1日の練習試合・ロッテ戦(安芸)でも、唐川から同様のコース、球種を左翼席へ運んでいた。この日も「あの打席は、うまくはまっていけましたね」と、納得の一打に小さくうなずく。打撃の好調さに、着実な手応えを感じ取っていた。

 4日からのソフトバンク2連戦(ヤフオク)は、ともに完封負け。この試合ではチーム全体で、ファーストストライクを積極的に狙う指示が出ていた。「監督から言われていたので、とにかく積極的にいこうと思っていた」と、新井良は同じフレーズを繰り返した。

 それを体現する打席内容だ。三回の第1打席ではファーストストライクから狙いにいき、カウント1‐2と不利な状況から中前打。七回も左前打を放ち、八回のソロ本塁打を含め、積極打法で3安打の結果を示した。

 今成と繰り広げるし烈な三塁の定位置争い。打線が低調な中で和田監督を「サードだけは熱いな、ポジション争いが」と喜ばせた。だが今成も打撃好調となれば、少しの油断も許されない。それは良太も自覚している。

 「今日1日できたからといって(打撃は)そう簡単なものではない。これからも頑張りたい」と気を引き締めた。課題を問われ「全部です!」と良太。28日の開幕戦でホットコーナーに立つ日まで、豪快な一撃を放ち続ける。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス