和田監督「4番・ゴメス」は変えへん
阪神・和田豊監督(51)は31日、4番・ゴメスに6連戦が続く日程でも休養日を与えない方針を示唆した。西岡離脱でオーダー変更を強いられるが、巨人3連戦で結果を残したゴメスを軸に、新打線を構築するつもりだ。
右膝痛による出遅れで実戦不足が懸念されるゴメスだが、指揮官は「4番は、そう簡単に休ませるものではない」と明言した。
「シーズンに入って集中力が増している」と状態を分析。4月1日からの中日3連戦では、名捕手・谷繁との戦いにもなるが「お互い手探り。向こうもいろいろと考えてくるだろう」と、難敵の打破にも期待を込めた。
3番・西岡の離脱でも、新1番・鳥谷を昨年までの3番へは戻さない方針。「鳥谷も、簡単に1番を任せたわけではない」と関川打撃コーチは説明する。
幸い5番・マートンも好調で、打線の軸はしっかりしている。今成、新井などの打撃力を生かしながら、最小限のオーダー変更で窮地を乗り切る考えだ。