掛布チルドレン こどもの日に爆発10得点
「ウエスタン、オリックス5‐10阪神」(5日、北神戸)
掛布チルドレンが「こどもの日」に大暴れだ。阪神は北條、中谷のアベック弾が飛び出すなど、今季最多の10得点。“父”が不在ながら、猛打が爆発し連敗を「6」で止めた。
猛爆ののろしを上げたのは北條だ。初回1死、先発左腕・伊原の直球を強振。打球を追う左翼手がフェンスに激突し尻もちをつくと、打球は左翼席へ着弾した。
「(感触は)まあまあでした」と謙そんしたが、文句なしの2号ソロ。五回には右中間を破る二塁打。「あの当たりが一番良かった」と振り返る一打は、キャンプでも見られた右方向への強い打球だ。クセ者らしい打撃がようやく戻ってきた。
負けじと中谷も続いた。五回2死二塁から伊原の初球をたたくと、左翼席後方へ3号2ランを運んだ。5月に入り2本目のアーチは「完璧でした」と手応え十分の一撃だった。
緒方も三回に右線二塁打で好機を拡大。六回2死からは7点目となる右前適時打で好調ぶりをアピールした。
とどめは4番・伊藤隼だ。七回には一塁を強襲する適時打。九回にも一、二塁間を破り10点目をたたき出す、2打席連続適時打で猛攻を締めた。
「継続が大事」が口癖の掛布DC。“父”の教えを守り、チルドレンは精進していく。