能見、自然体でブランコ封じる

 16日DeNA戦(甲子園)に先発する阪神の能見篤史投手(34)が15日、甲子園で調整した。DeNAの主砲・ブランコが1軍復帰予定だが、気負いはない。能見は自然体で臨むつもりだ。

 「(昨年も)対戦はしているのでね」

 4勝目を挙げた4月24日の同戦は、ブランコは不在だった。16日は代打での出場が濃厚で、対戦するとなれば勝負どころとなりそうだ。打たれれば、相手を乗せてしまう。逆に復帰初戦で封じることができれば、2戦目以降、そして、今後の対戦にも生きてくる。

 「次につながっていくと思う。できることはやっていきたい」

 最近は終盤に失点を重ねる試合が続く。だが「その分、飛ばしていってるからね。序盤で試合をつぶさないように試合をつくっていきたい」と今回も初回から全力投球していく考えだ。

 能見が「レジェンド」と慕うセットアッパーの福原が離脱しており、中継ぎ陣は苦しい状況だ。「僕も苦しいです」。5月に入り2連敗中のエースは自虐的に笑いながら「序盤に点を取られないように試合をつくって長いイニングを投げたい。1人、1人しっかり抑えるだけです」と意気込んだ。交流戦前、最後の3連戦。エースが3タテの流れをつくる。

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