「阪神１‐３ＤｅＮＡ」（１６日、甲子園）

　阪神ファンで知られる俳優の渡辺謙（５４）が、プライベートで今年初めて甲子園を訪れ、ＤｅＮＡ戦を観戦した。試合前には和田監督らを激励し、強打で日本一に輝いた８５年の再現を期待した。

　日本滞在時に阪神が勝った日は、必ず和田監督に祝福のメールを送るほど、日々の戦いに注目する虎党が熱く語った。

　「今年は層の厚さがあるし、４月は８５年かと思った。和田監督が就任時に理想を聞いたら、８５年と話していた。少しずつそうなりつつあるのかなと思う。派手ではないけど、しぶとく打ち勝っていくチームになっている」

　キーマンに親交のある福留の名前を挙げて「一番期待しているし、心配している。本当は７番に入って、怖いなと思わせる打線じゃないと」と復活を期待した。

　この日は練習を見た後、スタンドで観戦。安打が出れば手をたたいて喜び、失点すれば天を仰いだ。１７日も観戦予定で、試合後は「またあしたということですみません」と悔しそうに球場を後にした。