今季初スタメンの新井は攻守でキラリ!

 「交流戦、阪神2-5ロッテ」(25日、甲子園)

 代打稼業に甘んじていても、4打席立つ準備を怠らなかった。不断の努力が結果となって結びついた。今季初スタメンの新井が確かな対応力を示して1安打1四球をマーク。守備でも一塁線の際どい打球を好プレーで防いだ。

 第1打席は藤岡の直球に差し込まれ、緩いカーブを打ち損じた。代打ならこれで終わりだったが…。ゴメスがDHに回ったことで、与えられたスタメンの機会。四回1死一、二塁からの第2打席、わずかに始動を早め、藤岡の浮いたスライダーを捉えると、打球は中前に弾んだ。

 「藤岡は真っすぐが良かった。修正できた?うん、そんな感じかな」と振り返った新井。1打席目の凡退からすぐさま修正し、結果につなげるところが経験と技術だ。守りでも五回2死一、二塁からクルーズの強烈な一塁線へのゴロを、うまく体を引きながらバウンドを合わせて好捕。「練習してるから」とベースカバーの岩田にトスして失点を防いだ。

 開幕から49試合目でようやく巡ってきた4打席のチャンス。レギュラーを張ってきた男にとって、今季の状況は心が折れてもおかしくはない。それでも腐らず、きっちりと準備してきた新井。攻守にわたるキレのある動きが、その事実を雄弁に物語っていた。

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