新井“殊勲打”夢散…意地の猛打賞!
「交流戦、阪神5-7西武」(28日、甲子園)
阪神・新井は最後まであきらめなかった。2点を追う九回。2死無走者から快音を響かせた。追い込まれてから、高橋の切れ味鋭いスライダーを左線へ運び、後続へ望みを託した。
「何とか、つなごうという気持ちだった」。代打で控える新井良がベンチを出てバットを振っていた。塁に出れば、何とかなる。そんな気持ちで西武の守護神に食らいついた。
お兄ちゃんが4打数3安打2打点と気を吐いた。3戦連続で6番一塁でスタメンに名を連ね、昨季8月25日の中日戦以来となる今季初の猛打賞。四回にリードを2点に広げる適時打を放ち、七回に同点にされると、その裏に勝ち越しとなる一撃を左翼へ運んだ。
反発力が試される場面で迷いのないフルスイング。持ち場が代打となった今季のスタイルだ。「代打でやってきた、ここまでの形は変えていない」。初球から、どんどんいく。積極果敢な姿勢で快打を重ねた。痛い星を落としたが、新井の固め打ちは頼もしかった。
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