和田虎、聖地4連敗で4位転落の危機
「交流戦、阪神1‐4オリックス」(7日、甲子園)
キバをもがれた猛虎。悲しき連敗。負の連鎖が止まらない。阪神は聖地・甲子園で4連敗。交流戦の借金は4に膨れ上がった。振り向けば…。勝率を五分に戻した中日と1差。8日にも4位転落のピンチが迫ってきた。
3者凡退はわずかに2度。常に塁をにぎわせながら、1本を欠いた。「適当に散らばっていたから、絞りづらかったかもしれない」と和田監督。得点は緒方のプロ初本塁打による1点のみ。大入りのマンモスにため息が充満した。
大和をスタメンから外し、今成を2番に据えた。一発勝負の交流戦。現状の状態を重視したオーダーも、白星には直結しなかった。「取り返すとか、連敗を止めるとかじゃなく、日々新たにやっていきます」。指揮官の顔に苦悩の色が浮かんだ。