金田150キロ0封!自己最長3回
「交流戦、阪神0‐6ソフトバンク」(9日、甲子園)
重苦しい試合の中でキラリと光った。2番手で登板した阪神・金田が3回を無安打、無失点。直球は自己最速の150キロをたたき出した。
「しっかりゼロに抑えることができて良かったです。スピードも出ていたし、コーナーに腕をしっかりたたくことができました」
5点ビハインドの六回を三者凡退に抑えると、七回は1死から3番柳田に四球を与えたが、李大浩を遊ゴロ、長谷川を中飛に打ち取った。続く八回もマウンドに上がり自己最長の3回を0封した。
5月上旬に2軍落ちしたが、再調整期間を無駄にしなかった。手に入れた新たな投球フォーム。テークバックを小さくし、右足でタメをつくった。「去年の遼馬(松田)みたいに結果を出して勝ちゲームに投げられるようになりたい」。キャンプで掲げた1つの目標が30試合登板。この日が17試合目で、クリアが見えてきた。
「金田は良かった」と辛口の中西投手コーチも合格点。これまでビハインドで登板する中継ぎ陣が試合を壊す試合が多く見られた。「またチャンスをもらえたら、今日のようなピッチングができるように頑張ります」と力を込めた金田。与えられる役割を1試合、1試合、果たしていく。