株主から福留起用法&采配に怒りの注文

 阪急阪神ホールディングスの株主総会が13日、大阪市内で開かれた。約2時間半に及んだ質疑応答では、株主から阪神球団に関する質問も。株主から福留の起用法、和田監督の采配、チームの補強スタンスに対して不満の声が出た。

 昨年は無風に終わった株主総会。だが、今年は少々の逆風が吹いた。交流戦7勝11敗。今月だけで2度も3点差を逆転される試合が続いたことも、株主の怒りを助長する要因となったようだ。

 マイクを握った40代と思われる男性が怒声を張った。「福留選手の起用に関して、信頼してるのか、してないんか分からん。信頼してるなら、ずっと使い続けろや。采配でも、ワケ分からんことして負けてくれるな」。怒りの矛先は現場トップである和田監督に向いた。

 答弁に立った南球団社長は頭を下げた。「どうしても負けが込んできますと、戦犯探しに陥りがちです。確かにベンチの責任で負けたゲームもあるかと思いますが、選手起用、采配は監督の専権事項ですので。(オフの補強も)やみくもに補強しているわけではありません。今後もより慎重に整備していきます。夏場以降の盛り返しに期待しております」と回答すると、会場の各所から巻き返しに期待する温かい拍手が沸き起こった。

 現在、首位・巨人に3・5ゲーム差の3位。株主の心配を杞憂(きゆう)に終わらせるためにも、逆襲は不可欠。批判の声は応援されている証拠でもある。ひとつでも多く勝ち星を積み重ねることが、理解を得る近道になる。

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