決死リレー金田が締めてプロ初勝利
「交流戦、阪神4‐3日本ハム」(17日、甲子園)
先輩が必死に紡いだ勝利の糸を、虎の2年目右腕がたぐり寄せた。阪神・金田が6番手として登板。延長十二回2死から大引を三ゴロに打ち取ると、プロ初勝利を手にした。
「いつも投げないポジションで緊張もあったけど、気持ちで負けないようにしました」
延長戦突入から、福原‐安藤‐加藤と決死のリレー。36個目のアウトを奪う役割を任された。大引、中田と右打者が続く中軸を前に出番を伝えられた。大引を打ち取る‐。フルカウントからの6球目、スライダーで仕事を完遂させた。
悔しかった5月の降格。一から出直しを誓い、はい上がってみせた。「次につながるように」。マウンドと同様、冷静に前を向いた。無我夢中でつかんだ初星を、大きな自信へと変えていく。
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