能見、野茂氏と並べ6G連続2桁Kだ!

 阪神・能見篤史投手(35)が19日、甲子園での指名練習に参加。現在5試合連続2桁奪三振中で、次回先発の22日の楽天戦(甲子園)で6試合連続となれば、91年の野茂英雄(元近鉄)のプロ野球記録に並ぶ。首脳陣もバックアップを公約。チームの勝利を目指した上で大記録に挑む。

 勝利を目指して投げ続けた結果が積み重なり、日本記録に名を残すチャンスが巡ってきた。次回の先発は22日、甲子園での楽天戦。記録への欲は見せないが、チームの勝利への思いは強い。能見は、勝つために三振を奪う。

 「(三振を)取れる時は取れるし、取れない時は取れない。やることは変わらない。チームが勝たないと何にもならないので」

 前回、14日の西武戦では6回10三振でセ・リーグ新記録となる5試合連続2桁奪三振を達成。過去、6試合連続を達成しているのは91年の野茂だけ。日本球界のレジェンドと言える右腕の背中が見えているが、過剰な意識はない。

 「(野茂の)イメージはありますよ。でも(6戦連続を達成しても野茂に)並んでないでしょ」と能見。控えめに話すが、偉大な記録であることには変わりない。だからこそ、首脳陣も左腕の記録を後押しする。

 中西投手コーチは「本人は気にしないと言ってるが、ユニホームを脱いだ後も記録は残る」と話す。22日の楽天戦はDH制のため、打線との兼ね合いでの降板を考えなくてもいい。能見の状態を見極めた上でのことだが、ある程度記録を考慮して投げさせる。

 この日は甲子園での指名練習に参加した。キャッチボールやダッシュ、さらに内野では三塁から一塁への強めの送球を何度も繰り返して調整した。

 「(首脳陣の気遣いは)ありがたいことです。(楽天打線は)だいたいイメージできてますし、特にやることは変わらない。三振を取るよりゼロで抑えられるように」

 強調するのは、個人よりチームだ。奪三振数は、勝利への執念の表れ。変わらぬスタイルで挑み、その先に左腕では初となる偉業が待っている。

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