阪神 ドラフト上位に亜大・山崎ら
阪神が今秋ドラフトの上位指名候補に亜大・山崎康晃投手(21)、NTT東日本・高木伴投手(24)をリストアップしたことが19日、分かった。強固な投手陣形成へ、即戦力のリリーフ投手を中心に獲得したい方針だ。
この日は西宮市内の球団事務所で中村GM、高野球団本部長らが出席してスカウト会議を開催。今ドラフトの目玉となる済美・安楽、早大・有原の両右腕をはじめ、約130人をリストアップした。
佐野統括スカウトは「現段階の各スカウトの報告を受け、評価の高い選手のビデオを見た」と説明。その中で高い評価を受けているのが山崎、高木の両即戦力右腕だ。
今季は抑えの呉昇桓を獲得したが、松田の故障離脱もあり救援陣の層の薄さも露呈。球団関係者は「速球に力のある中継ぎを獲ることが最優先」とし、来季へリリーフ投手の補強は急務となる。
山崎は最速151キロの直球を武器に、昨年の日米大学選手権で最優秀投手に選ばれた。高木は昨年11月の野球日本代表「侍ジャパン」の強化試合で代表選出された逸材だ。
福原、安藤、加藤らの経験豊富なベテランに、若きリリーバーが加われば、来季、呉昇桓へとつなぐ鉄壁の救援陣が完成を迎える。