能見6戦連続2桁Kならず…4回KO
「交流戦、阪神1‐5楽天」(22日、甲子園)
だから負けた、とは言わない。自身の投球を振り返り、反省点もはっきりと口にした。「全体的に高かった。修正できなかった」。その上で、どこかモヤモヤしたものも残る。今季最短の降板での6敗目。阪神・能見が敗れた。
「(判定は)苦しかった。あそこ(内角)を取ってもらえないときつくなる。(心理的にも)大いに影響はあります」
初回は3人で抑えながらも、続く二回だった。先頭からの四球に続いて、ラッツに右中間への先制2ランを浴びた。その後も連打と四球で無死満塁のピンチを招いてそこから2失点した。終わってみれば、計33球を投げざるをえなかった二回。苦しさが見えた。
中西投手コーチは「あれだけインコースを取ってくれないとしんどいわな」と振り返った。際どい判定の中、特に右打者に対する内角球で、思うようにストライクが取れなかった。そこがピッチングに大きく影響した。
4回5安打3三振5失点での降板。能見自身に意識はなかったが、2桁連続奪三振はセ・リーグ新記録となった5試合でストップ。仮に6試合となっていれば、野茂(元近鉄)に並ぶ日本タイ記録になっていたが、そこへの悔しさはない。チームが勝てなかったことへの悔いが残った。
これで今季の交流戦の登板は終了。次回からリーグ戦が再開する。「(今後も)できることをしっかりやっていきたい」。言い訳はしない。晴れない思いは、次のマウンドで晴らすしかない。
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