岩崎にG大阪・長谷川監督が熱きエール

 サッカーJ1・G大阪の長谷川健太監督(48)が24日、母校・清水東高校の後輩である阪神のドラフト6位・岩崎優投手(23)=国士舘大=にエールを送った。種目は違うものの、将来、野球の日本代表「侍ジャパン」の一員として世界で戦える投手になることを希望した。

 長谷川監督はおもむろに口を開いた。「テレビではあまり見ないけど、新聞ではチェックしてるよ」。親子ほどの差がありながら、やはり母校の後輩・岩崎は注目の存在だ。

 そして「WBCとか、世界の舞台で活躍できるような選手になってほしい。代表選手になってほしいね」と将来の侍ジャパン入りへ期待を寄せた。

 長谷川監督自身、現役時代はサッカー日本代表として活躍。日の丸を背負うことで、さらに成長できることは熟知している。だからこそ、岩崎の代表入りを熱望する。

 それを目指すために必要な心構えを説いた。サッカーと野球。種目は違うが、同じプロとして共通する部分はたくさんある。「生きていくためには、何か武器がないといけない。個性を磨くことが大切かな」。人一倍の努力の先に代表への道があると語った。

 岩崎は今季ここまで2勝3敗。4月24日の中日戦以降は勝ち星から遠ざかっている。それでも大先輩は「若いうちはがむしゃらにやること。ハードルを高く設定して、それを乗り越えていってほしい。まずは1年間1軍で活躍できるように頑張ってほしいね」と力を込めた。

 最後に「清水東のOBとして、関西の野球とサッカーを一緒に盛り上げていけたらいいと思います。ともに頑張りましょう」と締めくくった。

 一方、熱烈エールを送られた岩崎は「やるしかないですね。結果を出します」と決意を新たにした。偉大な先輩の後押しを受け、飛躍への道を歩む。

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