良太14日に1軍昇格 右翼守備に自信
阪神・新井良太内野手(30)が1軍に昇格することが13日、分かった。前半戦に登板機会がない能見が同日に出場選手登録を抹消。代わりに14日からの中日戦(ナゴヤドーム)に出場選手登録される。
この日、ウエスタン・中日戦が雨天中止。ナゴヤ球場の室内練習場で、フリーやマシンなど1時間以上、打撃練習に取り組んだ。さらに、中村2軍外野守備走塁コーチとはマンツーマンで送球練習。昇格に向けて、入念な練習を行った。
6月25日に出場選手登録を抹消。翌26日から2軍戦全13試合に出場した。12試合右翼を守り無失策。「いい練習ができた。特にライトの守備に多く入れたことが、経験として一番良かった」と、テーマに掲げていた右翼守備に自信を深めた。
打撃は全試合4番に入り、47打数11安打3打点。1日・中日戦では左翼へ特大アーチ。12日・同戦でも、快速左腕パヤノから痛烈な左前打。八木2軍打撃コーチも「状態は戻ってきている。大丈夫だな」と話した。
練習後は名古屋に残り、移動してきた1軍に合流。前半戦は残り3試合だが、すぐに後半戦に突入。「これからですよ。しっかり頑張ります」と力をこめた背番号32。勝負のときを見据え、猛虎打線のさらなるカンフル剤となる。