建山1回2安打0封で虎デビュー!
「ウエスタン、阪神6-3ソフトバンク」(15日、鳴尾浜)
阪神に新加入した建山(前ヤンキース傘下3Aスクラントン)が実戦に初登板した。中継ぎで1回を2安打、無失点。日本ハム時代の2010年以来、4年ぶりの日本復帰マウンドを飾った。
六回、カニザレス、李杜軒に左前に連打を許す。猪本には四球。いきなり無死満塁のピンチを招いたが、ここからベテランの本領を発揮した。まず、山下に空を切らせる。さらに亀沢を浅い右飛に仕留めると、三走が本塁で憤死して併殺。外角低めのチェンジアップで危機を脱した。
テレビでチェックした中西投手コーチが称賛した、左打者から逃げる変化球。本人も「思っていたよりいいボールが投げられた」と、移籍初マウンドに一定の手応えを感じた。
直球、カーブ、チェンジアップで無失点に抑えた初登板。同コーチは「あとは球の質だな」と話し、球宴休み期間中に1軍練習に合流させると明かした。直接、首脳陣がブルペン投球をチェックする予定。入団から20日。逆輸入右腕がようやくベールを脱いだ。