「ウエスタン、阪神０‐５ソフトバンク」（１６日、鳴尾浜）

　新潟で昇格テストだ！阪神に新加入した建山（前ヤンキース傘下３Ａスクラントン）が、球宴明けのウエスタン・中日戦（新潟三条）に登板する。結果次第では、早ければ２９日からのヤクルト戦（甲子園）で１軍に昇格する可能性が浮上した。

　逆輸入右腕の虎１軍デビュー。中西投手コーチが、その青写真を披露した。１８日の１軍練習に初合流させて、ブルペン投球を直接チェック。その後は「新潟に行かせる」と、２６日からの中日２連戦への帯同を明言した。

　この日、建山は１５日の虎初マウンドからの連投となった。四回２死満塁。塚田を１３６キロ直球で、詰まり気味の右飛に抑えた。「課題は残っている」と話したが、ウエスタンの本塁王を直球とカーブのみで料理。「右殺し」の本領を発揮した。

　報告を受けた中西コーチは「（１５日に）左も抑えているし、使えそうだな」と手応え。さらに「初めはビハインドの展開で。１回限定だ」と起用法まで明かした。４年ぶりの１軍舞台へ。背番号５３が越後で腕試しに挑む。