江夏氏が始球式 藤浪にエース道を伝達

 「阪神3‐0巨人」(21日、甲子園)

 伝説の左腕が伝統の一戦で復活だ。元阪神の江夏豊氏(66)が21日、巨人戦(甲子園)の試合前に、元阪神の田淵幸一氏(67)との「黄金バッテリー」による始球式を行った。投球後には、花束を手渡された藤浪へ、熱いエールを送った。

 「もっと注目を浴びてもらいたい。西のタイガースで大エースになってもらわないと」

 オールドファンにはたまらない光景だ。1970~73年当時のユニホームを身にまとい、現役時代と同じ「28」を背負ってマウンドに上がると、現役時代を彷彿(ほうふつ)とさせるフォームは健在。投球はワンバウンドで後ろにそれたが、拍手に包まれながらベンチ前へ。そこで藤浪から花束を受け取った。

 「きょうは休みなのにわざわざ来てくれて。1年目で2桁勝ったしね。大きなピッチャーになってもらいたい」

 かつてのエースから、将来のエースへ。期待は大きい。12年のOB戦以来の田淵氏とのバッテリーも「いい思い出づくりになったね」と笑顔。猛虎の良き伝統も感じさせた、充実の空間となった。

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