エース能見だけ勝てん…G3連倒に失敗
「阪神2-3巨人」(23日、甲子園)
逆転負けで阪神の連勝は4でストップ。首位巨人とのゲーム差は2・5となった。先発の能見篤史投手(35)は、同点の九回2死満塁から代打・矢野に痛恨の暴投で勝ち越しを許した。完投もむなしく自身5連敗となり、自己ワーストを更新した。
策を練り、梅野と共にさまざまな網を張って、巨人打線を封じにかかった。「吉」と出ていた対策が積み重なり、結果的に117球目で勝敗が分かれた結末だ。敗戦と共に残る能見の無念。熱投は報われなかった。
「ワンバウンドばっかりで申し訳なかった。(フォークでの勝負も)いろいろな流れもあるので」
悔やんだのは、同点で迎えた九回だった。先頭の亀井に右前打を許すと、代走・鈴木が登場。長野の三振を挟み、続く村田への3球目で二盗を決められ、4球目のフォークが暴投で1死三塁に。村田を歩かせ、阿部は三邪飛。続くロペスには四球で2死満塁となった。
「最初から飛ばしていこうと思っていた」と能見。序盤から制球が安定していた中、九回に村田を迎えたあたりから、ワンバウンドのボールが目立った。そして2死満塁からの代打・矢野への初球のフォークが、ワンバウンドで暴投となり勝ち越しを許した。
打線の反撃もなく、自身ワーストの5連敗での9敗目。ただ、能見だけを責められない。和田監督も「前回と今日と、非常に内容のある投球を見せてくれた」とたたえた。6回2失点だった12日の巨人戦では、フォークを見極められ、見逃されるケースが多かった。そこを踏まえて配球に工夫を施していた。
中西投手コーチは「序盤はスライダーとチェンジアップでね。2回り目からは相手のマークも変わってフォークも入れていった。前回からうまく組み立てていた」と明かした。三回に2点を失いながらもゲームをつくり、四回から八回まで無失点に。勝っていてもおかしくない内容だった。
「(フォークの使い方は)今日は梅野(前回は鶴岡)というのもあったんで。いろいろ考えながらです」
淡々と振り返った黒星の結果。当然満足はしていない。あの一球が…の思いも残る。ただ、苦しんだ九回も最少失点で切り抜け、最後までマウンドを守ったところに能見の執念が見えた。
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