ゴメスいきなり復帰打!気迫のフル出場

 「阪神5‐4ヤクルト」(30日、甲子園)

 もう心配ない。発熱の影響で声はガラガラ。まだ微熱もあった。万全ではない阪神・ゴメスが、実戦復帰1打席目でタイムリー。バットで不安を一掃した。

 2点を追う初回1死一、二塁。29日は4番の先発落ちにどよめいたスタンドが、この日は大歓声で迎えた。

 「とにかく最初からベストを尽くそうと思った」。石山の真ん中高めへの直球を強引に振り抜いた。三塁線への鋭い打球が、川端のグラブの横を抜ける。先制を許した直後の適時二塁打で、逆転勝利への流れを生んだ。

 29日のヤクルト戦は、発熱で来日初の欠場。点滴などの処置を受けた後、ベンチには入った。一夜明けたこの日は通常の練習をこなし、「大丈夫。きのうは早く寝たから。きのうよりは全然まし」。最後までグラウンドに立った。

 ただ、完治はしていない。“手負い”の状態でも結果を出した主砲を、和田監督は手放しで褒めた。「体調からするときのうよりは動けていた。(4番が戻ると)その前に走者をためて、という気持ちがより大きくなる。そういう気持ちから、つながりが出てくると思う」。もうゴメスは絶対に欠かせない。その存在感の大きさを感じさせる一戦となった。

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