ゴメス104打点!来日1年目史上9位

 「阪神3-4中日」(21日、甲子園)

 勢い付く流れに乗った。狙い球を絞り、思いきって振り抜いた。均衡を破った一振りで、自身4試合連続となる打点をマーク。敗れはしたものの、阪神・ゴメスがリーグトップを走る打点数を「104」に伸ばした。

 「(五回の適時打は)2ボールからも真っすぐを狙っていたけど、3ボールになってから、より真っすぐを狙っていた」

 0‐0で迎えた五回1死一塁からの大和と鳥谷の連打で満塁となると、3ボールから伊藤が投じた4球目だった。真ん中やや内寄りに入ってきた直球に鋭く反応すると、打球は左翼へと伸びる先制の2点適時打となった。

 初回は2死三塁から空振り三振に倒れていた中での、貴重な一打。ただ、試合後には適時打を振り返る表情に笑顔はなかった。

 八回は2死二塁から左飛に倒れ、サヨナラのチャンスだった延長十回の2死二塁では、見逃し三振に終わった。悔しさは23日からのDeNA3連戦で晴らす。

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