北條、プロ初1軍へ!2位争い起爆剤や
阪神・北條史也内野手(20)が29日のDeNA戦(甲子園)で、プロ入り初めて1軍に昇格することが28日、分かった。逆転2位へ、20歳の若虎がチームに新風を吹き込む。
待ち望んだ1軍舞台。レギュラーシーズン3試合を残し、その時が訪れた。しかも、出場を果たせば甲子園がデビュー戦となる。光星学院(現八戸学院光星)時代の2年前、大阪桐蔭・藤浪との熱戦で沸かせた、もう一人の“聖地の申し子”が、同じ場所に立つ。
1年目の昨季はプロの壁に苦しみ、2軍戦打率は・199。だが、昨秋の安芸キャンプから掛布DCに指導を仰ぎ頭角を現し始めた。今季は3月のオープン戦に出場。無安打に終わったが、「悔しかったけど(1軍の試合に)呼んでもらえて良かった」と目標が明確になった。
そして、ここまで2軍戦102試合に出場し、打率・259。特に9月は12試合で38打数16安打、打率・421の好成績を残している。掛布DCが「確実に成長しているよ」と太鼓判を押すほどだ。
この日は、29日からのウエスタン・ソフトバンク戦(雁の巣)への出場予定を変更。急きょ残留し、鳴尾浜で汗を流した。新戦力の勢いが、CS争いの起爆剤となる可能性は十分にある。2年目の若虎が、再び甲子園を沸かせてみせる。
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