阪神からドラフト５位指名された植田海内野手（１８）＝近江＝が２７日、滋賀県彦根市の同校で球団の指名あいさつを受けた。訪れた担当の池ノ上スカウトら３人に、“鳥谷塾”への入門希望を熱く宣言した。

　「阪神の一員になれば、鳥谷さんにいろいろと質問したいです」

　入団すれば、球団最年少野手になる植田。チームメートとはいえ、１５歳上の大先輩に話しかけることも恐れ多いはず。母・美奈子さんいわく「人見知りするタイプ」だが、同じ遊撃手であるセ界一の技術を学べるのなら、鳥谷を質問攻めにするつもりだ。

　２６日に野球に専念するために、自宅通いから同校野球部寮に入寮。「入団までに人の何倍も努力したい」と意気込む。さらに、寮では日本シリーズを観戦し、あこがれの鳥谷の守備を勉強していく。

　和田監督からの直筆メッセージには「持ち前の走攻守三拍子を鍛え上げ、近い将来チームの軸となる選手に！！」と期待を込められた。生粋の“鳥谷ファン”から、未来の不動の遊撃手へ。そのエキスを吸収していく。