鳥谷残って…和田監督が残留交渉出馬へ
海外FA権を行使する意向を球団に伝え、現在渡米中の阪神・鳥谷敬内野手(33)に関し、和田監督は7日、帰国後の残留交渉に直接出馬する考えを示した。不動の遊撃手流出阻止に向け、虎将がありったけの思いをキャプテンにぶつける。
「どうしても大事な部分だから。基本的にはGMを中心とした球団編成部にお任せしてあるけど、そういうこと(直接出馬)もあるかもしれないし、それなりの話はしないといけないと思ってる」と来季残留を熱く訴えかける決意を示した。
和田監督はシーズン中、自身の来季去就が流動的だった状況下でも鳥谷に残留要請を行ってきた。遊撃手としてプロ野球記録の432試合連続フルイニング出場を続ける鉄人を抜きにチーム構想を語れない切実な思いがある。
オーナーにシーズン終了の報告をした4日にも、指揮官は「鳥谷中心のチームづくりをしてきた。トリがいないチームは考えられない」と話していた。10年ぶりのリーグ優勝に力を貸してくれ-。全力でストレートを投げ込む。