横田“初1軍”帰阪予定変更して残留
「阪神秋季キャンプ」(11日、安芸)
阪神は、秋季キャンプ第2クールを終えた。練習後、古屋2軍新監督ら首脳陣と7選手が帰阪。この日、帰阪予定だった横田慎太郎外野手(19)は1軍から要請があり、残留が決まった。13日のみ和田監督ら1軍首脳陣の前でアピールする絶好の場を設けられた。
若手主体のキャンプとはいえ、チーム最年少野手の横田がプロ入り初めて1軍に合流する。大きな可能性を秘めた虎の大器が、和田監督ら1軍首脳陣の前で“お披露目”されることになった。
当初、横田は2軍首脳陣らとともに、この日に帰阪するはずだった。だが、1軍からの要請で予定を変更。古屋2軍監督は「上から見てみたいと言われた」と説明した。
昨年のドラフト2位は、高卒ながらウエスタン・リーグで79試合に出場。8月31日のウエスタン中日戦では1試合3本塁打を放つ離れ業をみせた。そこから約1カ月で6本塁打をマーク。186センチ、93キロの恵まれた体格を生かし、徐々に頭角を現した。
シーズン後に腰痛を発症。無理をさせないチーム方針で、10月から実戦形式の練習を回避させてきた。現在は打撃練習など通常メニューをこなすまで回復している。13日だけ1軍が合流する秋季キャンプ参加し、フリー打撃とシートノックに入り、アピールすることになる。
横田は「元気な姿をアピールしたい」と控えめ。それでも掛布DCは「1日でも印象づけられれば、来季1軍の可能性はある。1軍をびっくりさせてほしいね」と期待した。北條をはじめ西田、陽川ら若虎に加えて、チーム最年少の横田が、和田監督の度肝を抜くかもしれない。