阪神が鳥谷と残留交渉…結論は出ず
メジャー移籍を視野に阪神から海外FA権を行使した鳥谷敬内野手(33)が17日、阪神側と残留交渉を行ったことが明らかになった。球団側は大型契約を提示したが、結論は出なかったもようだ。
球団側は数度にわたり鳥谷と残留交渉を行ってきたが、長年の夢であるメジャー挑戦の希望を持つ鳥谷から残留の言質は得られず。FA申請締め切りとなる11日に、鳥谷は海外FA権を行使した。
その後に鳥谷は渡米し、スコット・ボラス氏と代理人契約を結んだ。メジャー複数球団が獲得に興味を示す中で、阪神側も10年ぶりのリーグ優勝に必要不可欠な存在として、将来の監督手形を含めた大型契約を用意。最大限の誠意を示し慰留した形だ。
次回交渉の日程は未定。メジャーの移籍市場が本格的に動きだすのは12月のウインターミーティングからとあって、結論が長期化する可能性もある。だが阪神側は今後も粘り強く交渉を続ける方針だ。