島本、新球「大野シュート」で1回0封
「阪神紅白戦、白組5-0紅組」(19日、安芸)
阪神・島本浩也投手(21)が19日、紅白戦で1回無失点の投球を見せた。キャンプで大野臨時コーチに教わったシュートを披露し、中西投手コーチも高く評価。近日中に支配下登録されるもようで、来春の1軍キャンプ帯同の可能性も十分だ。
「中西さんに『(阪神で)左でシュートを投げるのが少ないし、シュートとスライダーがあれば楽だ』と言われて、大野さんに『シュートを教えてください』と。これからも使っていきたい」
白組の3番手として五回から登板。計18球の内、4球で空振り三振を奪った先頭の北條以降は、14球すべてシュートを投げた。伊藤隼への四球に続き、梅野には内野安打を許したが、西田を遊撃併殺打に打ち取った。
見守った中西投手コーチは「あれだけ左に(シュートで)突っ込めるのはいい。これぐらいのピッチングができれば(1軍キャンプの)対象になってくる」と絶賛。現時点では左の中継ぎで計算されており、キャンプで実戦を経験させてさらに成長を促すプランだ。
「隼太さんにも『良かった』と言ってもらいました。もっと練習していきたい」と島本。初披露の新球も手応え十分。日に日に存在感の増す左腕が、来季の秘密兵器となる。