中島、米球界プレー希望も…望み薄
米大リーグ・アスレチックスからFAとなり、阪神が獲得を目指している中島裕之内野手(32)が、来季も米球界でプレーしたい意向を持っていることが11月30日、分かった。
中島は先日、代理人契約を結んでいるスコット・ボラス氏に対し、「メジャー契約じゃなくてもいい。招待選手ででもスプリングキャンプに参加できるオファーがあるなら」とし、12月上旬に行われるウインターミーティングでの情報収集を要望した。
ただ、米球界関係者によると、現時点を含めた今後も、中島に対して来季契約のオファーを出す球団が現れる可能性は低いという。
中島の来季去就に関しては、ボラス氏が13日(米国時間12日)に「ヒロは日本に戻ってプレーすることになるだろう。日本球団との契約交渉を進めていく」と話し、阪神を筆頭に西武、中日、オリックスが獲得の意思を示している。
阪神は11月中旬に最大4年の大型契約を最終提示として代理人サイドに伝えており、クリスマス前後に決着すると予想される中島の最終判断を祈る思いで待つ。