ドラ1横山、湯舟氏「15」で新伝説を
阪神からドラフト1位で指名された横山雄哉投手(20)と同2位の石崎剛投手(24)=ともに新日鉄住金鹿島=の背番号が「15」と「30」に決まったことが3日、分かった。
ドラ1&2位ルーキーがそれぞれ「伝説」の背番号を受け継ぐことになった。即戦力左腕として期待される横山は15番を背負う。「15」といえば1992年の広島戦で江夏豊以来、19年ぶりとなるノーヒットノーランを達成した湯舟敏郎がつけていたナンバー(今季は藤原)だ。11月の21Uワールド杯オーストラリア戦で5者連続を含む8奪三振、計3試合10イニングで20三振を奪った左腕にノーヒッターの再来が期待される。
最速151キロ右腕の石崎は、今季限りで現役を引退した久保田智之の30番を引き継ぐ。石崎本人は藤川球児を理想像に掲げるが、スリークオーターながら速球を武器にグングン押して勝負するスタイルは、久保田のイメージとも重なる。07年にシーズン最多登板90試合の記録を残した鉄腕の番号を継承することは何よりの励みになるはずだ。
横山は先発として石崎は中継ぎとして虎投の一角を担う。「15」と「30」を新たな伝説にするだけのポテンシャルは備わっている。