阪神・岩崎優投手（２３）が来週末に大阪市内で開催される、母校・清水東高野球部ＯＢ会に参加することが４日、わかった。同会には元サッカー日本代表でＪリーグ・Ｇ大阪の長谷川健太監督（４９）も招待されており、「もし会うことができたら、いろいろ話してみたいですね」と初対面を心待ちにした。

　野球とサッカーと種目は違うが、貴重な機会になるのは間違いない。長谷川監督とは「世界が違いますからね」と苦笑いを浮かべた岩崎。それでも「気持ちの部分では通じるものがあると思います。同じ高校ですし、聞けることは聞きたいと思います」と、同じプロスポーツ界で戦う者として、必要なメンタルを学ぶつもりだ。

　今季ナビスコ杯で優勝に導いた指揮官は、Ｊ１リーグ戦、天皇杯と国内３冠を目指す。「見られるときは見ます」と岩崎もテレビで何度もその姿を見てきただけに、一流の考えを吸収したいという気持ちが強くなるのは当然だ。

　岩崎はこの日、鳴尾浜で約１時間のウエートを行った。「全ての面でレベルアップしないといけない。課題は全部です」。目標は、来季１年間ローテを守ること。そのためにも先輩から“金言”を授かり、２年目への飛躍につなげる。