良太兄の背番「25」熟考の末断った
阪神の新井良太内野手(31)が5日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、200万減の3000万円でサイン。広島に移籍した兄・貴浩が背負った背番号25を球団から提示され、熟考の末に辞退したことを明かした。阪神に移籍した11年から背負う32番で定位置奪取を目指す。
契約更改終了後。新井良は自ら切り出し、背番号変更に悩んだことを明かした。「誰かにつけられるぐらいなら、僕がつけたい思いはあった」。だが、兄の“代名詞”よりも、阪神で4年間背負い続ける番号への愛着が上回った。
契約更改前には大阪市内での「ミズノブランドアンバサダーズミーティング」に出席。バットのグリップを細くするなどマイナーチェンジを施した。来季はそのバットを持ち、定位置奪取を目指す。移籍した兄・貴浩に対して「敵になるので強烈なサードゴロを打ってやろうと思う」。兄への感謝はフルスイングで示す。