歳内3・11「投げたい」被災地へ勇気

 阪神・歳内宏明投手(21)が17日、来年3月11日に行われる広島とのオープン戦(甲子園)登板に意欲を示した。福島・聖光学院出身の右腕にとって、この日は東日本大震災から4年を迎える特別な日。快投を披露し、被災地へ勇気を届ける。

 ウエート、キャッチボールなど鳴尾浜での強化指定練習を終えた歳内が静かに語った。「もちろん投げたい気持ちはあります」。未曽有の大震災から4年がたとうとしているが、被災地への思いは変わらない。「投げさせてもらえたら、被災者の方に勇気を与えられるような投球をしたい」と力を込めた。

 「とにかく精いっぱいやるしかない」。特別な思いを胸に、今年も3月11日のDeNA戦に登板し、1回を無失点に抑えた。プロ初勝利を挙げたシーズン中も「節目節目に考えますね」と被災地への強い思いを抱き続けた。

 当日の登板が事前に確定すれば、福島の子供たちを甲子園に招待するプランも考えており、被災地を勇気づける投球で開幕1軍切符をたぐり寄せる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

タイガース最新ニュース

もっとみる

スコア速報

主要ニュース

ランキング(タイガース)

  1. 阪神・平田2軍監督が怒り 5失点・津田に「当分投げさせない」井上2戦連発も「何個三振してるの」

  2. 阪神・平田2軍監督「野球なめとんのか」「真剣にやれ」馬場ら投手陣にカミナリ

  3. 【狩野恵輔氏の眼】右打者に対しても直球が生きる阪神・門別 先発ローテを任せられる投球を見せてくれた

  4. 【岡義朗氏の眼】阪神・富田 浮き彫りとなった課題 先発でやっていくなら「バントと走塁の練習もしっかりと」

  5. 阪神・藤川監督 敗戦でOP戦締めも「開幕日が一番いい状態ではなく、最後の時に一番いい形を迎えることを考えている」【一問一答】

話題の写真ランキング

写真

リアルタイムランキング

注目トピックス