香田コーチ“G方式”で横山をエースに
阪神・香田勲男2軍投手コーチ(49)が24日、ドラフト1位の横山雄哉投手(20)=新日鉄住金鹿島=を巨人・内海、山口式の育成プランでエースに育てる考えを明かした。
きっかけは11月4日、21U日本代表と巨人2軍の強化試合を視察したこと。この試合に先発した横山は2回1安打無失点と好投したが、感じたのは体の線の細さ。「腹筋、背筋を鍛えれば、もっと投球も安定してくる。内海や山口もそうだった」とかつての教え子と照らし合わせた。
ポイントは腹筋、背筋など体幹の強化だ。巨人投手コーチ時代に当時新人の内海や育成選手だった山口の指導に当たった。重きを置いた点を「体幹を鍛えて基礎をつくった」と振り返る。
来春キャンプで安芸スタートの可能性があるドラ1左腕。「トレーニングに興味をもってほしい。軸ができれば制球も安定する」とトレーニングの重要性を力説した。
「内海は線が細かった。それが弱点と自覚していて、練習でも試合でも毎日鍛えていた」。山口についても「よくやってた。毎年体が大きくなった」と説明。同じく腹筋、背筋重視のトレーニングをこなせば、横山も大きく成長するはずとにらんでいる。
右の藤浪。左の横山。2大エースとして並び立たせるため、香田コーチが豊富な経験と成功例を金の卵に伝授する。