鳥谷、越年決定 阪神ひたすら待つ!

 海外FA権を行使し、メジャー挑戦を視野に入れる阪神・鳥谷敬内野手(33)が自身の去就に関し、最終結論が年をまたぐことを球団側に伝えていたことが25日、分かった。すでに3度の残留交渉を行ってきた球団サイドは鳥谷の意向を尊重しつつ、吉報を待つ。

 メジャー移籍か、残留か。注目を集めている鳥谷の去就。年内の返答を望んできた球団側の意向に反し、鳥谷サイドの最終結論が、年明けになることが分かった。

 既に阪神サイドには鳥谷の意向が届いていた。球団関係者は「(鳥谷からの返事は)年明けになります」と明かした。球団は年内決着を望んでいたが、来季に10年ぶりのリーグ優勝を狙う上で欠かせない不動の遊撃手。年を越してもキャプテンの残留宣言を待つ。

 球団はこれまで、全力で慰留に努めてきた。11月17日には南球団社長が出馬し、大型契約を提示。今月11日の交渉では、鳥谷からメジャー球団の条件が出そろってから最終決断を下す旨を伝えられたが、球団は3度に及んだ残留交渉で、そのたびに必要度を訴えかけてきた。

 鳥谷にはメジャーという夢がある。ブルージェイズから二塁手として正式オファーが届いており、パドレスが遊撃手候補として獲得を検討していることも判明している。

 金子がオリックスに残留し、FAを含めた今オフの補強は大苦戦の状況。鳥谷にまでチームを去られては、来季の戦力構想に大きなヒビが入る。最大限の条件と誠意は伝えた。残留します-。その返事だけを願って待つ。

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