阪神ドラフト４位・守屋功輝投手（２１）＝ホンダ鈴鹿＝が３０日、岡山県倉敷市内のホテルで、小学生時に在籍した玉島南少年野球の保護者会が主催する激励会に参加。倉敷マスカットスタジアムで行われる７月７日・中日戦での凱旋登板が実現した場合、同チームの子供たちを招待する考えを明かした。

　「父親から借りました」という阪神カラーの縦じまのネクタイを締めて会場に現れた守屋。「招待したいですね。恩返ししたいです」とプロ野球選手を夢見る後輩たちに、思い出のマウンドでの快投を約束した。

　同球場は、守屋にとって悔しい記憶ばかりが残る。玉島南少年野球時は「制球力が悪くて、投手はやらせてもらえなかった」とマウンドに上がることができず。倉敷工３年最後の夏、３回戦の岡山理大付戦では先発登板も、七回コールド負けを喫した。

　「１軍にいればチャンスはある」。目指すは雪辱のマウンド。圧巻の投球で、後輩たちに夢を与える。