今成歌う!聖地お立ち台で六甲おろし

 阪神・今成亮太内野手(27)が4日、大阪市内のパーティー会場「バトゥール大阪」で鶴直人投手(27)とともに、新春イベント「あけおめ企画!めでたく鶴なり~!!」に参加した。イベントでカラオケを披露した虎のエンターテイナーは、甲子園のお立ち台で六甲おろしを歌うプランに意欲を示した。

 甲子園のお立ち台でファンと一緒に「六甲おろし」を歌う。そんなシーンが今年、見られるかもしれない。新春イベントで、2015年初笑いを届けた今成が、究極のファンサービスに意欲を示した。

 「機会があればですね。もっといろんなことをやっていきたい。広報が許してくれる限り歌います!そうやって盛り上げていけたらいいと思います」

 ステージではモノマネを交えて、Mr.Children(ミスター・チルドレン)の「Tomorrow never knows」の他、鶴やファンと計4曲を熱唱。さらに子どもたちと一緒に大流行中の「ようかい体操第一」のダンスも披露した。

 阪神移籍当初はベンチの重い雰囲気に驚いたという。新井良らと声を出したり、凡退した選手をいじりながら、少しずつチームの雰囲気を変えていった。得意のモノマネばかりが注目されるが、今成のこうした配慮に感謝している選手は多い。

 阪神では、01年に広沢克実がお立ち台で六甲おろしを熱唱している。昨季限りで引退したロッテ・里崎も試合後にライブを開いてファンを喜ばせた。優勝を目指して戦う長いシーズン。六甲おろしで盛り上げられたら、チームとファンの一体感もさらに増すだろう。

 もちろん野球で結果を残してからの話だ。「まずは野球を頑張らないとそんなことも言ってられない。プレーで活躍してそういうことができればいい」。すでに年明けの練習も再開しており、6日からは浜松でオリックス・糸井、ソフトバンク・柳田らと合同自主トレを行う。「走ることをメーンに下半身をつくっていきたい」とテーマも明確に持っている。

 イベントの最後には「打率3割、三塁のゴールデングラブ獲得」をファンに約束した。「去年と同じではダメ。目標は高く持ってやりたいと思います」。虎のエンターテイナーは、今年もファンと一緒に戦っていく。

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