阪神の新人５選手が６日、西宮市の球団寮「虎風荘」に入寮した。

　ドラフト４位・守屋功輝投手（２１）＝ホンダ鈴鹿＝は、寮にけん玉を持参した。「気分転換になりますし、集中力もつく。生かしていけたらいいですね」と“けん玉トレ”を今後も続け、自身の投球に磨きをかけていくつもりだ。

　小学６年から続けているけん玉。「気持ちが落ち着く」と、メンタル面の効果を口にした。けん玉検定１級レベルの技「日本一周」や「世界一周」などもこなすという。

　監督として阪急や近鉄などで８度のリーグ優勝を果たした故西本幸雄氏は、膝の柔軟性を養わせるため、選手にけん玉をやらせたことがある。またオリックス・駿太も自主トレでけん玉に取り組んだ。投手の守屋にも、プラスの効果があるかもしれない。

　「１年目から１軍に上がることが目標なので、達成できるように頑張りたい」。自身の“特技”が投球に生きれば、目標達成に近づく。